「写真が苦手」という人に理由を聞いてみると、構図で悩むことが多いようです。

何をどうしたら良くなるのかわからない、と。

構図=天性のセンスというイメージもあるのか「自分にはセンスがないから」と言う人も多いのですが、ここを押さえておけば良く見える!というポイントはあります。

今回はそんなことについて説明していきますね。

構図を整えるとは

「日の丸構図」「三分割法」「トンネル構図」など、写真の構図は調べるとたーくさん出てきますが、それよりも前にやるべきことがあります。

それは

① 余計な物をどける

② 背景を整理する

③ 目立たせたくない物はぼかす

この3つです。具体例を見ていただきましょう。

まずは何も考えずに撮った写真がこちら

次に上の3点を意識して撮った写真がこちら

上の3点に当てはめて説明すると

① 余計なものを排除する
おしぼり、水、スプーンをよけ(左上の本のような物は、絵本型のメニューだったので背景小物として入れている)

② 背景を整理する
→ 普通に正面を向いたまま撮ると、人の後ろ姿が背景になるため、物を机の端の方に動かして少し斜めを向いて撮った

③ 目立たせなくない物はぼかす
ポートレートモードで撮り、後ろの人や他の席などをぼかした

私はプリンを主役、カフェラテを準主役と考え、プリンを前に出しましたが、この辺りは好みにもよるので横並びにしてももちろん大丈夫ですよ!

いくら構図法にのっとって写したとしても、余計なものがたくさん写っていては台無し。まずは情報を整理しましょう。

※ 向かいの席の鞄はもう少し隠す方が良いですが、そこまで目立っていないのでセーフかと?💦

構図=物の配置だけを指すわけではありません。背景を選んだり、目立ってほしくないものをぼかすことも「構図を整える」ということなのです。

ぼかすことの効果

撮りたい物の前後をぼかすと、奥行きが出てカメラで撮ったような写真になります。

そして主役がはっきりするので、見る人の目線を誘導することができるんです。

先ほどの写真のように、写ってほしくない物や人が入る場合は、それを目立たせない効果もあり。

あと、桜など一見どこを強調すれば良いかわからない場合にも、主役を決めて他をぼかすことでメリハリのある写真になりますよ。

ポートレートモードは、撮った後にカメラ機能の編集でf値を変更した方が自然になります。

iPhoneの人はポートレートモードでぼかせますが、それ以外の機種の人は、撮った後にSnapseedのレンズぼかしで背景をぼかすのがおすすめです。

主役をどれにするかを考えて、その周りを整頓する意識で撮ってみると構図がまとまりやすくなると思いますよ。

構図法については、ひとまず「日の丸構図」と「三分割法」を知っておくと役立つかもしれません。

三分割法についてはグリッドという機能を使うと良いので、興味がある方はこちらのYouTubeを参考にしてみてください。

難しく考えず、まずは主役を意識することから始めてみましょう!

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