はい、今回は匂わせ風タイトルにしてみました〜😁
答えを見る前に、何なのかちょっと考えてみてほしいです。
・・また光の話かよって?それくらい写真は光が大事なんですってば。
飲食店などで撮られたインスタの写真を見て、もったいないと思うことが結構あるのですが、その原因は大抵これ。
答えは「混ぜるな」です。
光を混ぜると写り方はどう変わるのか?なぜ混ぜるとダメなのか、さっそく説明していきますね。
光を「混ぜる」とは?
以前、この回でチラッとお話しましたが、蛍光灯と太陽の光は種類が違います。
厳密に言うと「色温度」というものが違うんです。
色温度とは光の色を数値で表現したもので、太陽光は5500K(ケルビン)、白熱電球は2700Kと全然違うことがわかります。
詳しく知りたい方は検索していただくとして、とにかく光が違うと色味が違うということを覚えておいてほしいです。
色味の違う光が混ざった状態を「ミックス光」と言い、この状態で撮ると色味がおかしくなり、加工でも直しにくい状態になります。
例えばこの写真。窓からの太陽光と間接照明のオレンジっぽい光であえてミックス光にして撮ったものです。
写真の上の方に窓があり、左に照明がある状態です。
これだけ見ると気にならないかもしれませんが、次の写真を見ると色味の違いに気づくと思います。
2枚目の写真は窓からの太陽光だけで撮ったものです。この方が色味がすっきりして見えませんか?
実際に商品の色が正確に出ているのも、2枚目の写真です。
もし太陽の光が弱い時は、カーテンを閉めてライトだけで撮り、後から色味調整をした方が綺麗ですよ。
ミックス光になる環境
例えばカフェなどの飲食店は、オレンジっぽい電球のところが多いです。
そして窓の外からは太陽の光が入ってくる。まさにミックス光になる環境ですね。
窓際で、晴天の太陽光が強い時は良いのですが、悪天候で光が弱い日は室内のオレンジ光も目立ちます(照明の位置にもよるが)。
そうなると食べ物やお皿の色などが変になり、美味しそうに見えにくくなるんです。
店内の天井や壁が、木目やクリームっぽい色だと余計にそうなります。
もし飲食店で良い写真を撮りたい場合は
- 晴れた日の明るい時間帯に行く(悪天候や夕方以降は、室内灯の影響を受けやすい)
- なるべく窓側に座る or 窓からの光が届かない席に座る
のがオススメ。
ちなみにこれは窓のないお店で、天井についているライトだけで撮りました。光の種類が1つだけなので、カップの白やカフェラテの色味も綺麗に出ています。
※上から撮ると自分の影が入る状況なので、斜めから撮ってくださいね。これも椅子に座ってスマホで撮っています。
太陽光でもライトでも、スマホでもカメラでも、光の見方や考え方は同じです。ここ数回で説明してきた光のことを参考にしてもらえたら、写真のレベルがアップするはず!
撮る時に、これらの内容を思い出してもらえたら嬉しいです。
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