前回から早くも10日近く経ってしまいましたが・・💦
今日は自己紹介の続きを書いていきます。

20代前半

短大を卒業し、就職もせずあてもなく大阪へ引っ越したわけですが、やりたいこともわからず生活のために昼夜バイトに明け暮れる日々。当然これからどうしようと悩むわけです。

その間も写真を撮ってはいて、写真関係の仕事も探してはいたけれどなかなか見つからず。
 
そんな時に親の勧めもあり、翌年から夜間の専門学校で写真を学ぶことにしました。9〜17時はバイト、18〜21時は学校というスケジュールを2年間。若いとは言え体力的にも結構大変で、授業中はよく眠っていた覚えがあります。

夜間の学生は学校の暗室を使えるタイミングがなかなかなく、課題提出のため自宅に暗室を構える子も多くて、私もその1人でした。6畳1間の狭い部屋で、よく夜中に写真を焼いていましたね(写真は暗いところじゃないと焼けないので)。
 
学校では写真関係の仕事はカメラマンか写真家の2択かのように教えられるのですが、仕事で写真を撮るのは怖いし、写真家は目指してすぐになれるものでもない。写真関係の仕事って他にないのかな?という悩みが発生します

学校の方針(とにかく人を撮れ)も合わないと感じていたので、外を見てみたくてギャラリー巡りを始めました。ギャラリーは無料なので、貧乏学生でも気軽に遊びに行ける場所だったんです。
 
そこで色々な作家さんやオーナーさんたちと話しているうちに、写真を扱う側の仕事もあるとことに気づきます

行きつけの写真専門ギャラリーもでき、他校の子たちと一緒に企画展にも参加。卒業とほぼ同時期に初めての個展も開催しました。

ギャラリーを運営にも興味が出て、卒業後はそのギャラリーで働くようになります。


20代中盤〜後半

ギャラリーで実際に働いてみると思った以上に仕事が多岐に渡っていて、接客しながらそれらをこなすのは大変でした。

それまでパソコンを触ったこともなかったので、1つメールを返すのにもすごく時間がかかる状態。

写真の知識も浅く、お客さんの話についていけない、「写真を見て欲しい」と相談されてもコメントができないなど。最初の2年は自分に情けなくなることだらけで落ち込んでばかりでした。

それとギャラリーには毎日勤務していたわけではなく、他のバイトも掛け持ちしながら生活を保っていたので、単純に疲れていたというのもあります。

ただ、3年目くらいからようやく仕事に慣れてきて、自分で企画展や撮影旅行の企画・運営もするようになり、やりがいを感じ始めます。
 
そして25歳の頃からギャラリーがやっていた写真教室の講師をするようになりました。ただ、生徒さんはほとんどが年上。撮影の仕事をしたこともない若造の自分が「先生」と名乗るのは説得力がないのでは?と感じ、土日だけ副業でブライダル撮影の仕事を始めます。
 
もちろん未経験なので研修からのスタート。お金をいただけるようになるまで数ヶ月間研修をし、機材も揃えてデビューしました。

そこで写真以外のバイトを辞め、ようやく “写真だけで生活する” という目標を達成できたのでした。
 
ただ、このブライダル撮影が辛かったんですよね・・。

当時はフィルム撮影なので、失敗できないプレッシャーが今より大きかったのと、人物撮影も苦手だったので毎回震えながら撮っていました(本当に)。

もともと教室のために始めたことなので、ある程度で辞めたいと思っていたのですが、機材のローンもあったためなかなか辞められず。
 
そんな中、密かに沖縄にちょっと住んでみたいという夢もあった私。それをあちこちで話していたら、なんと「うちの会社の沖縄支部に入らない?」と知人からお誘いが・・!色々なタイミングも良く、入社決定となりました。
 
こうして20代後半にして初めての会社員生活、そして沖縄生活が始まったわけです。

 

20代後半〜30代中盤

 
沖縄には引っ越してから家探しをしたので、最初こそ大変でしたが周りの方の協力もあり、あっという間に馴染みました。

私が入社した頃は会社も立ち上げ期で社員が4人しかおらず、仕事も少なかったので結構暇だったんです。あの頃は天国でしたね〜。
 
入社したのは撮影会社でブライダルの撮影がメインでした。
沖縄は平日も結婚式があるので、週に何度も撮影に行って慣れたこと、1から技術指導してもらったことにより自信もつき、カメラマン3年目にしてやっと撮影が楽しくなったんです。

広告撮影もやっている会社だったので、ライティングや物撮りなども教わり、その方面にも興味を持てるようになりました。

私が今フリーランスで、写真一本で生活できているのはこちらのボスのご指導のおかげ。沖縄に行っていなければとっくに撮影の仕事は辞めていたはずなので、ありがたいとしか言いようがないです。
 
その会社に入って2年目くらいから、どんどん仕事も人も増え、あっという間に15人ほどの会社になります。

私は新入社員の指導役になり、未経験者に写真の基礎を教えたり、現場研修をしたりという立場に。これがまた勉強になったんですよね〜。
 
仕事以外でも毎年ポートフォリオも作り、作品制作や展示(関西や東京で)も続け、自分の写真に打ち込めた日々。沖縄生活自体も楽しかったですし、贅沢な時間を過ごせたと思います。

そして自然と頭の中に「独立」がチラついてきて、7年間在籍した後にフリーランスになりました。

沖縄は大好きだったので住み続けたい気持ちもありましたが、色々考えて退職と同時に大阪に戻ります。


その後

 
大阪に戻ってからしばらくはブライダルの仕事で食べていましたが、それも時期によってあったりなかったり。他の撮影のツテもなく、最初の半年ほどはかなり厳しい状況でした。

でも広告・広報関係の撮影をするため、営業活動を自分なりにした甲斐があったのか、2年目からは割と順調と言って良いと思います(具体的に何をしたのかはまた書きます)。毎年状況が変わっているので、今でも油断はできませんが・・。
 
そんなわけで!教室講師の仕事をしたことがきっかけで、副業のつもりで始めたカメラマンが本業になったのでした。

そもそも教室の講師を始めたのもオーナーに言われたからで、人のお導きでここまで来ている気がします。恵まれてますね。
 
自己紹介編は今回で終了です。長かった〜!(自分で言う)

今後はフリーランス生活のあれこれを書いていこうと思っています
それでは、また。